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自動車・車両買取におけるSEO

中古車買取の検索結果は、上位の顔ぶれだけを見ると固まっているように見えます。ところが検索軸ごとに分解すると、どの軸でも主導権を握っている事業者がいません。約400万キーワードを買取系13軸で調べた結果から、どこが空いているかを示します。
集客解決策 >SEO 🕐 2026-08-31 / 買取ラボ編集部
中古車買取のSEO戦略|圧倒的1位がいない今だからこそ狙えるデータベース系・エリア特化の秘訣
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このページは「SEO」の自動車・車両編です

SEOの進め方・判断基準・費用の考え方は、親ページにまとめてあります。 このページでは自動車・車両に固有の数字と論点だけを扱います。 はじめての方は先に親ページをお読みください。

親ページ:SEO:順位を上げる前に、検索を軸へ分解する。全体59.1%でも軸別は36.2%で止まっている

買取のSEOで集めるのは「売りたい人」で、商品を売る一般の小売とは検索意図が逆になります。Marche株式会社が中古車買取領域で約400万キーワードを調べたところ、上位3ドメインの合計シェアは59.1%ある一方、検索軸ごとに分解すると最も高い軸でも36.2%にとどまっていました。全体像だけを見れば埋まっているように見えても、軸に割ると押さえられていない場所が残っているという構造です。この記事では、その空きの見つけ方、記事型ではなくデータベース型を選ぶ理由、そして流入が増えたときに同時に要る買取原資と、サイトを持つことで発生する古物営業法・景品表示法の義務までを扱います。

親ページの内容
  1. 買取のSEOは、買いたい人ではなく売りたい人を集める。ここを取り違えるとページ構成ごとずれる
  2. 全体で59.1%取られていても、軸に割れば36.2%が上限だった
  3. 掛け合わせが深いほど空いている。3語で7%、4語で13%しか押さえられていない
  4. 記事を増やすより、データベース型のページを持つほうが取れていた
  5. エリア軸は全体1位でも2%。自社ページで正面から取りに行っている会社がいない
  6. 流入が増えると買取原資も同時に要る。SEOの成果は売上ではなく仕入として出る
  7. サイトを公開した時点で、古物営業法第12条第2項の義務が発生する
  8. 「どこよりも高く」を書けるかどうかは、SEOではなく景品表示法の問題
  9. 測るのは順位ではなく、軸ごとの被覆と1件あたりの仕入

このほかチェック項目10点、よくある失敗、 よくある質問6件を掲載しています。

顔ぶれは固まっているが、軸ごとの主導権は空いている

中古車買取の検索結果に出てくるのは、販売事業者・買取専業・比較サイトが混ざった十数のドメインです。上位3ドメインの合計シェアは59.1%あり、この数字だけを見ると入り込む余地は小さく見えます。

ところが検索軸ごとに分解すると、同じ3ドメインの合計シェアは最も高い軸でも36.2%にとどまります。全体では過半を占めていても、個々の軸では誰も主導権を握っていません。この差が、中古車買取に残っている面積です。

個別に見ると、最も強いネクステージで9.6%、カーセンサー8.8%、ナビクル7.5%、上位帯の最下位でも3.2%を取っています。突き抜けた1社がいるのではなく、複数の事業者が薄く分け合っている状態です。

上位ドメインの顔ぶれ

検索結果に出現した主なドメインは次のとおりです。業態は販売事業者・買取専業・比較サイトに分かれ、およそ半数を比較サイトが占めます。買取に特化したサイトだけで構成されているわけではありません。

エリア軸に、正面から取りに行っている事業者がいない

中古車買取の検索結果で最も空いているのはエリア軸です。全体で最も多く1位を獲得している販売事業者が、エリアの掛け合わせでは2%しか取れていませんでした。順位を落としているのではなく、「車を売る × エリア」に当たるページを自社サイトに持っていないため、そもそも押せていません。

エリアを押さえている事業者もいますが、該当ページのH1は「関東エリアの販売一覧」でした。買取の意図で検索した人に、販売店を探すページを当てている状態です。実際にエリア×買取のキーワードで流入しているのは、同じサイトの別ディレクトリにある記事群で、更新日から見て最近着手したばかりでした。

つまりエリア軸は、自社の買取ページで正面から取りに行っている事業者が実質いない面です。中古車買取でSEOを設計するなら、まずここに買取意図のページを置くかどうかを決めます。

エリアの掛け合わせは語数を増やすほど面積が広がる

エリア系のキーワードは、単体で約1,000語あります。これに車種や条件を足した3語の掛け合わせで約144,000語、4語で約300万語まで広がります。1キーワードあたりの検索数は語数が増えるほど下がりますが、組み合わせの数が指数的に増えるため、合計の面積は逆に大きくなります。

同じ調査で、3語の掛け合わせは7%、4語の掛け合わせは13%しか押さえられていませんでした。深い掛け合わせほど空いているという構造が、そのまま数字に出ています。

なお今回の調査では、年式を掛け合わせの要素に含めていません。年式まで入れると組み合わせは300万をさらに大きく超えます。ここは未調査の領域として残っています。

車種・ボディタイプはデータベース型が押さえている

軽自動車、ミニバン、SUV、セダン、コンパクトカー、ステーションワゴンといったボディタイプ軸では、全体1位の事業者が弱く、別の買取事業者が14%を獲得していました。

その事業者のページを見ると、車種ごとに買取相場・買取実績・グレード・型番・年式検索を持っています。読み物ではなく、データを構造化して並べたページです。中古車は属性が明確に決まっている商材なので、属性をそのままページ構造に落とせます。この作りがそのままシェアになっています。

逆に、メーカー名との掛け合わせは販売事業者とメーカー公式が押さえています。ここは構造的に取りにくいため、優先度を下げる判断になります。

比較・評価・おすすめ・相場が残っている

比較、評価、おすすめ、相場、条件といった検索意図は、比較サイトが得意なはずの領域です。ところが実際には取りこぼされていました。

この面は、買取相場の実績データを持っている事業者であれば動的にページを生成できます。エリア軸と同じく、ページを作れば取れる可能性が残っている領域です。

中古車買取には、全ての軸で突き抜けている事業者がいません。販売事業者にも比較サイトにも余地があります。優先順位をつけるなら、エリア、次に車種のデータベース化、そして比較・評価・相場の順になります。

軸別に見たときの獲得状況(中古車買取・約400万キーワード)

検索軸押さえている事業者獲得状況
エリア(都道府県・市区町村)実質不在全体1位の事業者でも2%。買取意図のページが無い
ボディタイプ・車種買取事業者1社14%。相場・実績・グレード・型番・年式を持つページ構成
3語の掛け合わせ分散7%
4語の掛け合わせ分散13%
メーカー名販売事業者・メーカー公式構造的に取りにくい
比較・評価・おすすめ・相場・条件取りこぼし比較サイトが得意なはずだが押さえられていない

自動車・車両で確認すべきこと

#チェック項目
1狙う検索軸を決めてから、その軸を受けるページが自社サイトにあるかを確認する
2買取意図のキーワードに、販売ページを当てていないか(H1と検索意図の一致)
3エリアページを作るなら、都道府県・市区町村のどの粒度まで用意するかを先に決める
4車種ページに相場・買取実績・グレード・型番・年式を載せられるデータがあるか
5全体の順位ではなく、狙う軸に分解してから占有率を測っているか
6メーカー名の掛け合わせに労力を割いていないか(販売事業者とメーカー公式が強い)

自動車・車両についてよくある質問

質問回答
中古車買取は競合が強すぎて、今から参入しても無理ではないですか上位の顔ぶれは固まっていますが、検索軸ごとに分解すると誰も主導権を握っていません。特にエリア軸は、全体で最も1位を取っている事業者でも2%しか取れていない状態です。全体の順位ではなく、狙う軸に分解して占有率を測ると、参入余地が見えます。
エリアページを作るなら、どの粒度から始めるべきですか都道府県から始めます。エリア系キーワードは単体で約1,000語、3語の掛け合わせで約144,000語まで広がりますが、いきなり市区町村まで展開すると、中身の伴わないページが大量にできます。都道府県で買取意図に合う中身を作れることを確認してから、粒度を下げます。
記事を増やすのとデータベース型のページを作るのは、どちらが先ですか相場や買取実績のデータが手元にあるなら、データベース型が先です。ボディタイプ軸で14%を獲得していた事業者は、車種ごとに相場・実績・グレード・型番・年式を持つページ構成でした。中古車は属性が明確に決まっているため、属性をそのままページ構造に落とせます。
メーカー名のキーワードは狙わないほうがいいですか優先度は下がります。メーカー名との掛け合わせは、販売事業者とメーカー公式が押さえており、構造的に取りにくい面です。同じ労力をエリア軸や比較・評価・相場に向けたほうが、獲得できる面積は大きくなります。

このページの出典

自動車・車両の数字

公表統計から、自動車・車両に関係する数値を抜き出しました。SEOを検討するときの前提になります。

指標数値
過去1年に不要品が発生した人の割合1.4%
不要品が自宅・物置等で保管されている割合20.8%
排出時に「販売」(お金を受け取った)76.3%
排出時に「支払い」(費用を負担した)7.9%
排出時に「無償」15.8%
中古自動車小売業の事業所数(2021年)11,168所
2016年比△48.2%(2016年 21,556所)
自動車中古部品卸売業の年間商品販売額(2021年)2,508億円(2016年比+3.6%)
環境省のリユース市場規模 自動車(2024年)1兆9,213億円(全体の54.9%)
出典:環境省「令和6年度リユース市場規模調査報告書」本編(該当品目:自動車(カー用品は保管57.4%、オークション25.9%))/経済センサス-活動調査 令和3年/環境省 令和6年度リユース市場規模調査

自動車・車両に含まれる主な取扱商材

自動車・車両として買い取る対象は幅があります。SEOを考えるときは、下のどれを主力にするかで前提が変わります。

軽自動車軽トラック軽バンコンパクトカーセダンステーションワゴンミニバンSUV・クロカンスポーツカークーペオープンカーハッチバックハイブリッド車電気自動車(EV)プラグインハイブリッド(PHEV)水素燃料電池車(FCV)ディーゼル車商用バン福祉車両(車椅子仕様)寒冷地仕様車旧車・ネオクラシック改造車・カスタムカー事故車・修復歴あり車水没車不動車廃車予定の車車検切れの車ローン残債ありの車輸入車(欧州車)輸入車(アメ車)レーシングカー痛車バイク(大型二輪)バイク(中型二輪)原付・スクーターオフロードバイクアメリカンバイク旧車バイク電動バイク自動車パーツ(ホイール)自動車パーツ(タイヤ)自動車パーツ(マフラー)自動車パーツ(エアロパーツ)自動車パーツ(サスペンション)自動車パーツ(エンジン・ミッション)カーナビ・カーオーディオドライブレコーダーETC車載器車載カメラ純正ホイール・タイヤセットカーシート・チャイルドシート平ボディダブルキャブ(Wキャブ)幌車アルミブロックダンプ深ダンプ(土砂禁ダンプ)ローダーダンプチップダンプスライドダンプロングダンプリアダンプ三転ダンプFゲートダンプLゲートダンプダンプ・クレーン付ファームダンプホイールクレーンクレーン車フルクレーンユニックセーフティローダーセルフローダー車輌運搬車回送車ヒップリフターミキサー車(コンクリートミキサー)コンクリートポンプ車高所作業車トラッククレーンラフター穴掘建柱車タンク車(タンクローリー)バルク車(粉粒体運搬車)バキュームカー汚泥吸引車レッカー車活魚運搬車家畜運搬車高圧洗浄車吸引車空港荷物運搬車コンクリートプラント散水車消防車ジェットパック車清掃車チップ運搬車はしご車木材運搬車レスキュー車ロードスイーパートレーラーヘッド(トラクターヘッド)トレーラー(セミトレーラー)ウイングトレーラーダンプトレーラーハイリフトトラクターアルミウイング幌ウイングパネルウイングアルミバンオープントップバンドライバンパネルバンボトルカー冷凍車(冷蔵車)保冷車冷蔵冷凍ウイングコンテナ専用車アームロールフックロールマルチリフトロールオンパッカー車(塵芥車・トラック)小型(2t・3t)トラック中型トラック増トン(6t・8t)トラック大型トラック4t(4トン)トラック大型バスマイクロバス園児バス観光バス送迎バス

自動車・車両で変わる点

SEOの進め方そのものは自動車・車両でも大きくは変わりません。変わるのは、判断に使う数字と、優先すべき確認項目です。上の数値を踏まえたうえで、親ページのチェック項目を自動車・車両の条件に置き換えて使ってください。

SEOの全体像はこちら
進め方、判断基準、確認すべき10点、よくある失敗、 よくある質問6件をまとめています
SEO:順位を上げる前に、検索を軸へ分解する。全体59.1%でも軸別は36.2%で止まっている

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