立ち上げ課題
店舗を開くまでに決めることは多岐にわたります。物件を押さえ、古物商許可を取り、什器を揃え、販路を確保する。どれか一つが遅れると開業日が動きます。
店舗を開くまでに決めることは多岐にわたります。物件を押さえ、古物商許可を取り、什器を揃え、販路を確保する。どれか一つが遅れると開業日が動きます。
同じ項目でも、店舗買取と出張買取では前提が変わります。貴金属を扱う店とブランド品を扱う店でも事情が違います。そのため各項目は、買取形式別とジャンル別の両方から読めるようにしています。
立ち上げ課題の一覧
物件・立地選び
買取店の物件選びは、一般の小売店とは判断の順序が違います。先に確認すべきは古物商許可が下りる物件かどうかで、通行量や視認性はその後です。買取…
出店形態の選択
店舗型・出張・宅配・催事・フランチャイズという並べ方は、集客手段のカタログとして語られがちです。買取業では違います。古物営業法第14条第1項…
店舗ブランディング
買取業のブランディングは、他業種と決定的に違う点が1つあります。仕入原価を自分で決められるため、「高く買う店」という差別化は、そのまま自社の…
外装工事・内装工事
買取店の店舗工事は、決め方の異なる3種類が混ざっています。外装は屋外広告物法の枠組みで自治体の条例が決め、内装のうち受け取り・確認・記帳に関…
鑑定ブース(カウンター)の設置
鑑定ブースは、査定額を伝えるためだけの場所ではありません。古物営業法第15条第1項の確認を行い、第16条の記帳をし、第18条第1項により3年…
古物商許可の取得手続き
古物営業法第3条により、買取を業として行うには都道府県公安委員会の許可が要ります。2020年4月1日の改正で許可の単位が変わっており、改正前…
POS・在庫管理システムの選定
POSは販売時点情報管理の略ですが、買取店の業務は買取時点から始まります。仕入は査定額で決まり、品物は一点ずつ違い、古物営業法は取引のつど5…
販路(売り先)の開拓
販路の話は「どこで売れるか」の一覧になりがちですが、買取業で効くのは売れる場所の数ではなく、買い取った品が現金に戻るまでの日数です。査定額が…
取扱ジャンルの選定
取扱ジャンルの選定は、市場規模と競合を見て決める話として語られます。買取業ではそれだけでは足りません。古物営業法の許可申請で取扱う古物の区分…
開業資金の総額試算
買取店の開業資金は、店を作る費用だけでは足りません。買い取った品物が現金に戻るまでの間、手元から出ていく買取原資が別に要ります。ここを1回転…
事業計画書の作成
買取業の事業計画は、月商をいくらにするかから書き始めると必ず途中で止まります。仕入原価が査定額そのもので、現金は買った日に出て、回収は平均で…
屋号・商号の決定
買取業では、屋号は集客の材料であると同時に、許可制度の中で扱われる名前です。古物営業法第12条は、標識とインターネット上の公表で、許可を受け…
法人設立か個人事業主か
買取業の開業形態を決めるとき、税負担や信用力の比較から入る記事が多くあります。ただし買取業にはその前に効く制約があります。古物商許可は事業者…
開業スケジュールの策定
買取店の開業スケジュールで動かしにくいのは、古物商許可の標準処理期間 約40日と、開業初日に売る商品が1点もないという構造の2つです。許可申…
競合調査・商圏分析
小売業の商圏分析は、その範囲に買ってくれる人が何人いるかを数えます。買取業で数えるものは逆で、売る物を持っている世帯が何軒あるかです。ところ…
家賃・賃料の交渉
買取業に限定した賃料相場の一次情報はありません。だからこのページには坪単価も適正賃料も出てきません。代わりに書けることが2つあります。1つは…
保証金・敷金の負担
保証金や敷金は、退去時に一部が戻る性質の支出です。ところが開業の資金計画では、戻る前提で組むと確実に足りなくなります。買取業では、この拘束が…
什器・備品の調達
買取店の什器は、商品を並べるための設備であると同時に、古物営業法の義務を満たすための設備です。第16条の記帳と第18条第1項の3年保存、第1…
金庫・保管設備の選定
金庫や保管設備の等級・価格・性能について参照できる一次情報がないため、この記事では製品も等級も指定しません。代わりに、開業前に何をどの順番で…
防犯カメラ・セキュリティ機器の導入
防犯カメラやセキュリティ機器の機種・価格・性能について参照できる一次情報がないため、この記事では推奨機種も台数の目安も示しません。買取店の防…
ホームページの制作
古物商のサイト制作には、他業種のサイトには無い出発点があります。古物営業法第12条第2項が、事業規模が著しく小さい場合等を除き、氏名または名…
Googleビジネスプロフィールの登録
地図サービスへの店舗情報の登録は、買取店の集客で早い段階に着手される作業です。ここで整理しておくべき区別が1つあります。プロフィールに入力す…
名刺・チラシなど販促物の制作
古物営業法第12条が定める表示義務は2つです。第1項の営業所等での標識掲示と、第2項のインターネット上での公表。名刺・チラシ・封筒・のぼりと…
電話番号・回線の契約
買取業で電話番号を用意することは、連絡手段を揃える作業として扱われがちです。実際には2つの別々の設計が同時に始まります。1つは客からかかって…
レジ・釣銭準備金の用意
一般の小売店のレジには現金が入ってきますが、買取店のレジからは現金が出ていきます。用意すべき金額は売上規模ではなく、1日に何件、平均いくら買…
買取原資の準備
買取原資は、一度用意すれば終わる資金ではありません。買い取った品物が売れて現金に戻るまでの間、支払った額は手元から消え続けます。必要額は「月…
古物市場への入会
古物市場への入会は、売り先を1つ足す手続きではなく、古物商同士の取引の場に参加資格を得る手続きです。この記事は入会の判断と手続きだけを扱いま…
業界団体への加盟
業界団体に入ると信用が上がる、という説明のしかたは、何が団体に移り、何が自店に残るのかを曖昧にします。結論から書くと、移るものはありません。…
損害保険・盗難保険の加入
損害保険や盗難保険の補償範囲・保険料率・免責金額について参照できる一次情報がないため、この記事では金額も料率も書きません。開業前に決めるのは…
従業員の採用計画
買取業の採用計画は、求人媒体を選ぶところから始めると根拠を欠きます。人数の下限は古物営業法が決めていて、増員が利益にどう効くかは公的統計の回…
就業規則・雇用契約の整備
買取店の就業規則をどう作るかという話は、二つの領域に分かれます。労働基準法が求める記載事項や作成・届出の要件は、当社が一次情報として確認でき…
開業届・青色申告の手続き
買取業の開業では、税務署への届出と警察署への許可申請が並行して進みます。この2つは提出先も判断する役所も違い、片方が済んでも他方は1歩も進み…
会計ソフト・記帳体制の整備
買取業には目的の違う帳簿が2つあります。古物営業法第16条の法定帳簿は盗品等の流通防止のための記録で、記載事項に買取金額を含みません。税務の…
顧問税理士の選定
税理士を入れても、古物営業法第16条の法定帳簿は自分たちに残ります。税理士が見るのは所得を計算する側の帳簿で、そこで問われるのは買取金額です…
開業前研修・鑑定知識の習得
古物営業法第13条第3項は、管理者に、取り扱う古物が不正品かどうかを判断するために必要な知識・技術・経験を得させる努力義務を課しています。開…
査定マニュアルの整備
開業前に査定マニュアルを完成させようとすると、たいてい値付けのところで止まります。品目ごとの判断基準は、自店の取引実績が出てからでないと書け…
買取価格基準の作成
買取業では、査定額として提示した金額がそのまま仕入原価になります。仕入先の言い値を受け入れる一般の小売と違い、原価を決める権限が店側にありま…
本人確認の運用設計
古物営業法第15条第1項は本人確認の措置を4つ挙げ、その4つ目を国家公安委員会規則に委ねています。委ねられた先が同法施行規則第15条第3項で…
古物台帳の運用設計
古物台帳に何を書くかは、営業を始める前から古物営業法第16条で確定しています。開業前に決める余地があるのは、書く様式ではなく、記帳が起きる場…
開店告知・オープンイベント
開店イベントの設計で最初に決まるべきなのは、集客の方法ではなく「その日、どこで古物を受け取るか」です。古物営業法第14条第1項は、営業所また…
近隣挨拶・地域対応
買取店の近隣対応を「目立たないように営業する」方向で設計することはできません。古物営業法第12条第1項は、営業所ごとに公衆の見やすい場所へ標…
駐車場の確保
小売店の駐車場は、客が来て帰るための設備です。買取店の駐車場は違います。客は品物を積んで来るので、駐車場に停められる車の大きさが、そのまま「…
看板・サインの設置許可
買取店の「看板」には、性質の違う2つの規制がかかります。ひとつは古物営業法第12条第1項が営業所ごとに義務づける標識の掲示で、違反すると10…
什器レイアウト・動線設計
買取店のレイアウトは、小売店の図面をそのまま使えません。客が品物を持ち込み、店が現金を渡すため、現金の流れる向きが逆になります。営業時間中は…
オンライン査定の受付体制
オンライン査定の受付体制を作るとき、最初に手をつけたくなるのは入力フォームです。しかし項目を決めるより先に確定させることが2つあります。非対…
宅配買取の梱包キット準備
梱包資材の製品名や価格について参照できる一次情報がないため、この記事では資材を推奨しません。宅配買取は相手方と対面しないので、古物営業法第1…
出張買取の車両手配
出張買取は特定商取引法の訪問購入にあたり、車両の運用はその手続きの中でしか組めません。訪問先は勧誘の要請があった相手に限られ(第58条の6)…
商圏の人口動態の把握
買取店にとっての在庫は、倉庫ではなく世帯の中にあります。だから商圏で数えるべきは人口ではなく世帯数と世帯構成です。ところが国勢調査や自治体統…
FC本部の選定
FC本部を比較しようとすると、加盟金やロイヤリティの数字を並べる表になりがちです。しかしその数字は多くの本部が公式サイトに載せておらず、検索…
居抜き物件の見極め
居抜き物件は内装工事の費用と期間を圧縮できます。ただし買取店の場合、前テナントが小売店であれ飲食店であれ、その間取りは売場か客席のために作ら…
買取形式から絞る
店舗を構えるか、出張に出るか、宅配で受けるか。買取形式によって必要な許可も、かかるコストも変わります。
買取ジャンルから絞る
扱う商材によって、必要な知識も相場の動き方も変わります。
対になる解決策
ここに挙げた項目に対して、実際にどう手を打つのかは解決策側にまとめています。
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