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骨董品・美術品買取におけるCRM・顧客管理システムの導入

CRM・顧客管理システムの導入を骨董品・美術品向けに検討するときに変わるのは、判断に使う数字です。骨董品・美術品に固有の公表統計と、確認すべき点を整理します。
運営解決策 >CRM・顧客管理システムの導入 🕐 2026-08-31 / 買取ラボ編集部
骨董品・美術品買取におけるCRM・顧客管理システムの導入
このページは「CRM・顧客管理システムの導入」の骨董品・美術品編です

CRM・顧客管理システムの導入の進め方・判断基準・費用の考え方は、親ページにまとめてあります。 このページでは骨董品・美術品に固有の数字と論点だけを扱います。 はじめての方は先に親ページをお読みください。

親ページ:CRM・顧客管理システムの導入:古物台帳は顧客名簿ではない。2本に分けて持つ

買取店には、法律で作らされる個人情報の集まりがあります。古物営業法第16条の帳簿です。相手方の住所・氏名・職業・年齢が記載され、第18条第1項により最終記載の日から3年間保存されます。ここにCRMを重ねるとき、最初に決めるのは機能ではなく、この法定記録を販促に使ってよいかという問題です。答えは個人情報保護法第17条・第18条の利用目的の立て方で決まるため、一律には決まりません。本記事では可否を断定せず、法定帳簿と、同意を得た名簿を2本に分けて持つという設計を置きます。

親ページの内容
  1. 古物台帳は顧客名簿ではない。個人情報が残るのは、保存義務があるからである
  2. 販促に使えるかどうかは、利用目的をどう立てたかで決まる
  3. 「法令に基づく場合」の除外は、記帳の根拠であって販促の根拠ではない
  4. 法定帳簿と、同意を得た名簿を、2本に分けて持つ
  5. 取得時に何を明示したかが、後の使い道をすべて決める
  6. 帳簿は3年消せず、名簿は消せる。この非対称が運用の分かれ目になる
  7. 出張買取を行うなら、CRMに「勧誘してはいけない相手」の管理が要る
  8. 委託・提携・漏えいの3つは、CRMを外部に置いた時点で自店の管理項目になる
  9. リピーターの識別符号と、CRMの顧客IDを兼ねてよいかは別途確認する
  10. 効果は会員数ではなく、在庫が現金に戻るまでの日数で測る

このほかチェック項目17点、よくある失敗、 よくある質問8件を掲載しています。

骨董品・美術品の数字

公表統計から、骨董品・美術品に関係する数値を抜き出しました。CRM・顧客管理システムの導入を検討するときの前提になります。

指標数値
骨とう品小売業の年間商品販売額(2021年)378億円
2016年比△38.5%(2016年 613億円)
事業所数(2021年)387所
販売額に占めるインターネット販売の割合17.1%(4業種で最高)
出典:経済産業省・総務省「経済センサス-活動調査」令和3年

骨董品・美術品に含まれる主な取扱商材

骨董品・美術品として買い取る対象は幅があります。CRM・顧客管理システムの導入を考えるときは、下のどれを主力にするかで前提が変わります。

掛け軸絵画(油彩・油絵)日本画水彩画版画(木版画・リトグラフ・シルクスクリーン)浮世絵現代アート作品彫刻・ブロンズ像木彫・牙彫(象牙彫刻等)ガラス工芸品(ガレ・ドーム等)西洋アンティーク品(マイセン・ガレ等)和家具(時代箪笥・水屋箪笥等)古民具・民芸品火鉢鉄瓶銀瓶金瓶銅器・真鍮器漆器・蒔絵蒔絵重箱硯箱・文箱盆栽鉢陶磁器(古伊万里・九谷焼・備前焼等)茶碗(抹茶碗)茶壺水指香炉棗(なつめ)鉄足(茶道具)釜(茶釜)和楽器(古琴・古太鼓等)日本刀・刀剣脇差・短刀刀装具(鍔・目貫・柄頭等)甲冑・兜・武具火縄銃古文書・和本古い地図(古地図)古銭・大判・小判和同開珎等(古貨幣)海外アンティークコイン切手(中国切手・歴史的プレミアム切手)屏風・衝立印籠根付和鏡・古鏡着物(アンティーク・作家物)帯(袋帯・名古屋帯)帯留め・かんざし面(能面・神楽面)仏像(木彫・銅造・石造等)仏画・曼荼羅念珠・数珠(高級素材・アンティーク)金製・銀製仏具香木(沈香・伽羅等)古墨硯(端渓硯等)筆(唐筆等)画仙紙(古紙)翡翠彫刻・玉(ぎょく)骨董時計(柱時計・和時計等)蓄音機オルゴール(アンティーク)ホーロー看板レトロポスター戦前のおもちゃ剥製(登録票付き)

骨董品・美術品で変わる点

CRM・顧客管理システムの導入の進め方そのものは骨董品・美術品でも大きくは変わりません。変わるのは、判断に使う数字と、優先すべき確認項目です。上の数値を踏まえたうえで、親ページのチェック項目を骨董品・美術品の条件に置き換えて使ってください。

CRM・顧客管理システムの導入の全体像はこちら
進め方、判断基準、確認すべき17点、よくある失敗、 よくある質問8件をまとめています
CRM・顧客管理システムの導入:古物台帳は顧客名簿ではない。2本に分けて持つ

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