
在庫評価損の計上の進め方・判断基準・費用の考え方は、親ページにまとめてあります。 このページでは貴金属・ジュエリーに固有の数字と論点だけを扱います。 はじめての方は先に親ページをお読みください。
在庫評価損は、帳簿に載っている在庫の金額を実態に合わせて引き下げる会計上の処理です。買取店では、査定額がそのまま仕入原価になるため、評価損は「その査定が現実の売価と合っていなかった」という記録になります。この記事では、評価損を計上しても現金が戻らないという前提を確認したうえで、金額ではなくどのカテゴリで出たかを見る読み方、法定帳簿を使って滞留日数を作る手順、そして計上したあとに変えるべきものを扱います。税務上の損金算入の要件は扱いません。確認先を示します。
このほかチェック項目11点、よくある失敗、 よくある質問7件を掲載しています。
公表統計から、貴金属・ジュエリーに関係する数値を抜き出しました。在庫評価損の計上を検討するときの前提になります。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 古物商による不正品申告のうち 時計・宝飾品類(令和7年) | 31件(総数129件) |
| 質屋による不正品申告のうち 時計・宝飾品類(令和7年) | 40件(総数47件) |
| 訪問購入の行政処分で対象となった取扱商品 | 宝石・貴金属・時計等の中古品 |
| 環境省のリユース市場規模 ブランド品(2024年) | 2,208億円 |
貴金属・ジュエリーとして買い取る対象は幅があります。在庫評価損の計上を考えるときは、下のどれを主力にするかで前提が変わります。
在庫評価損の計上の進め方そのものは貴金属・ジュエリーでも大きくは変わりません。変わるのは、判断に使う数字と、優先すべき確認項目です。上の数値を踏まえたうえで、親ページのチェック項目を貴金属・ジュエリーの条件に置き換えて使ってください。
資金解決策は全40項目あります。一覧から他の項目も確認できます。

